昔ながらの懐かしくて素朴なお菓子。そんなお菓子の魅力についてご紹介します。
室町時代にポルトガルから伝わった、かわいい角(つの)があるキャンディ
「こんぺいとう」という名前は、ポルトガル語のConfeito(コンフェイト)がなまったもの。“金平糖”や“金米糖”と書くのは、どちらも当て字です。室町時代、とても貴重だった砂糖でできたこんぺいとうは、権力者への贈答品としても十分な価値があり、キリスト教の宣教師ルイス・フロイスがフラスコ入りのこんぺいとうを織田信長に献上したという話も残されています。
角ができる原理はまだ謎のまま。数は平均28個ありました！(当社商品)
1粒で4キロ歩ける？！長持ちキャンディ
ちゃいな=陶磁器、マーブル=大理石(英語)。陶器のように硬くて、大理石のような艶をもつことから名づけられたといわれる、まん丸なハードキャンディです。
とても硬く溶けるのに時間がかかるので“1里(約4Km)歩く間、口の中にある”という意味で、一里玉ともいわれます。
昭和ヒトケタ代の郷愁を誘う味。本当に硬いので、歯で噛み割ることは困難。
豆の形をしたゼリーのお菓子
アメリカで生まれ、欧米ではとてもポピュラーな豆の形のお菓子、ゼリービンズ。
豆の形をしたゼリーの外側を砂糖で覆い艶を出して仕上げたお菓子で、愛らしい形ときれいな色が特徴です。元アメリカ合衆国大統領ロナルド・レーガンの好物としても有名です。
中はゼリー。ゼラチンが原料のグミとは食感が違います。
レモネード味だから「ラムネ」
甘酸っぱい味が子供に大人気のラムネ。口にした時の清涼感が炭酸飲料のレモネードに似ているところから、この名前がつきました。ラムネには、口の中ですーっと溶ける「湿式ラムネ」と、ぽりぽり噛んで食べる「乾式ラムネ」の2タイプありますが、当社のラムネは、ほとんどが湿式ラムネです。
主原料のブドウ糖が溶ける時に熱を奪うことが、独特の清涼感の秘密。
