選び抜いた品種を
栄養価の高い皮ごと使用
春日井製菓伝統の技で
丁寧にくるむ
落花生の味を引き立てる
塩をまぶして完成!
2023年、生まれ変わったピーナ♪シリーズですが、中でも一番歴史があるのは1967年に誕生した、いかピーナ♪です。
春日井製菓が豆菓子製造を始めたのは1951年。当時の豆菓子は衣がかたいものが主流で、おのろけ豆やベビーソフト、そして春日井ピーナというガリッとした食感の豆菓子を販売していました。そんな中でもっと多くの方に親しんでもらえる、サクッと軽い食感の豆菓子はできないかという想いから、いかピーナ♪の開発がスタートしました。
衣に新しい原料を取り入れたものの、これまでと同じ作り方では上手く衣を巻くことができなかったりと開発は難航しました。それでも諦めることなく、多くの試作を重ね、専用の製法を編み出して完成したときは、本当に嬉しかったです。
おかげさまで、サクッと軽い食感の豆菓子は好評を博し、1969年にえびピーナが、1970年にはうすピー(現在のうすピーナ♪)が発売されました。
ピーナ♪のおいしさの決め手は
”春日井製菓伝統の技”にあります。豆全体に衣が丁度良くかかるように目で確認しながら人の手で衣をかけ、火の通りもムラなく均一に、そしてふっくら仕上がるよう豆の煎り具合を手の感覚で確認しています。
「あわてて短時間で衣を巻こうとすると膨らみすぎて粗悪なものにしかならない。丁寧に見定め、時間をかけて作ることが大切だ」と先輩方から教わりました。季節や環境にあわせて微妙な調整が必要なので、当時は自分が巻いた豆には目印をつけて、焼き上がり後どのような見た目や食感になったかを確認し、1日の中でも細かな調整をするといったことをしていました。室温が40度を超える煎る工程はとても暑かったけど今振り返ると楽しかったな(笑)
春日井製菓の豆菓子を食べるたびに、おいしさへのこだわり、伝統、技術がしっかり受け継がれているなと感じられて嬉しくなりますね。