Kasugai春日井製菓株式会社

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おかしなひとたち

教室編② おかしなサマースクールin愛知

共に創り共に奏でた145日間【教室編②】

子どもと一緒にワクワクウキウキ
こんなに夢中になったのっていつぶりかな?
親子向け3講座


おかサマの親子講座は、子どものために親が付き合うというものじゃない。気づけば親子で一緒に夢中になれちゃう…というもの。いつもは忙しいパパやママと一緒に過ごせる時間。実は子どもたちが嬉しいのは、パパやママが自分と同じくらい、いやそれ以上に真剣に楽しんでいる姿を見ることなんです。そんな親子向けの講座は、炎天下で完全屋外開催にチャレンジしたものを含めて3つ。声が枯れるほど大声で絶叫したり、心に沁みる映画に号泣したり、チョコペンを握りしめて自分の世界に没頭したり、大人たちの方が夢中になっていた!?かも。

◎全身全霊絶叫際(場所:星ヶ丘テラス

参加企業:春日井製菓株式会社、クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンコクヨマーケティングサンテフレスコ寿がきや食品de la hatarakuナカモ東山遊園Mizkanユニソン

「夢は口に出さなきゃ叶わない!」
まさにおかサマ全体のスローガンを体現したのが、今年のおかさまのオープニングイベントとなったこの絶叫際。コロナ禍では誰もがウチにこもりがちだった。ましてや大声を出すなんて!という日々を3年間も過ごしてきて、今、誰もがきっと叫びたいはず。そんな願いを叶えるイベントとなった。

快晴で気温39度という文字通り、熱いおかサマのオープニングにふさわしい日となったこの日、4歳から59歳まで20人の絶叫者たちが集結。その絶叫を応援したいと参加した企業の役員や、思わず足を止めた買い物客など、多くの人たちが会場の2階から絶叫する姿を見つめた。

「町長になって地元の名を世界に広めたい!」と地元の名入りジャージで登場。
「のど自慢に出てチャンピオンになるぞ!」と一曲披露。
「スーパーマンになりたい!」と恥ずかしそうに叫んだ最年少の4歳の少年。
「戦争がなくなってほしい!」と命の大切さを訴えた10歳の小学生。


などなど、絶対に叶えたいという力強い想いを乗せたその叫びは、聞いている人たちの心を打った。「がんばれ〜」「いいぞ〜」審査員からの大きな声援も響いた。

全員の絶叫を聞き、協賛企業各社から審査員賞、3位、2位、優勝者が選ばれた。受賞者は抱えきれないほどの大量の賞品に大喜び。中でもベジタブル賞と2位のダブル受賞となった7歳の少年は、昨年に続いての参加だった。


「ドッチボールを避ける技を極めたい!そして…おかあさん、お誕生日おめでとう!」の絶叫に、見守っていたママはウルウル。見事優勝に輝いたのは、実家のポン菓子メーカーを継いだばかりの社長さん。「ポン菓子をもっと食べてほしい〜」と、おそらく20人中最大デシベルの声量で、ポン菓子愛を叫んだ。

「普段、大きな声を出すことなんて全くないんです」と抱えきれないほどの優勝賞品を手に、少し恥ずかしそうな社長さん。「いや〜爽快でした!」と笑顔が弾けた。

フィナーレを飾るのは、絶叫者も応援者も全員参加の「菓子まき」。東海エリアでは、結婚式などおめでたいことがある時には、幸せをみんなでお裾分けするという文化がある。オープニングイベントの大成功と、これから続く1か月間のおかサマの大盛況を祈願し、協賛企業からおよそ100人分のお菓子などが宙を舞った。

ん??なぜつけてみそ?え??なぜ味付けメンマ?そんなおかしな菓子まき。だっておかサマですから。

☆参加者からのメッセージ

・とても緊張したけ叫ぶことができて嬉しかった
・普段大声で叫ぶことはないので、真夏の日差しを浴びて思い切り叫べて気持ちよかった
・2位になれたことを絵日記に書きます

◎おかしな団地の文化祭(場所・高蔵寺ニューターウン内藤山台団地)

参加企業:ブラザー工業シアンダンチテクツde la hataraku堀商店、春日井製菓株式会社、コクヨマーケティングクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンMizkanナカモサザコーヒー側島製罐寿がきや食品ユニソン独立行政法人都市再生機構(UR)

今年のおかサマで参加企業数最多の15社がコラボ。キッチンカーへのオリジナルメニューの提供や、福引用賞品、会場装飾品、さらにはスクリーンそのものの提供まで、異業種が力を合わせると、ここまで幅広い内容のイベントができるのかと驚きの1日となった。

文化祭のメイン演出は、開催場所となった高蔵寺ニューターウンが舞台のドキュメンタリー映画「人生フルーツ」の上映会。昼間は暑さを避けて、団地の集会所で。夜は屋外広場のじゃぶじゃぶ池で足湯ならぬ足水!?で涼みながら映画を見る。2016年に公開後、話題になるもデジタル配信をされていないため、上映会でしか見られない貴重な映画だ。樹木希林さんの静かな語りがそっと心に寄り添ってくれる。

午後からスタートした文化祭。『だんだん団地マルシェ』と題して、キッチンカーや野菜などの販売店が並び、スタンプラリーや福引、高蔵寺の町について楽しみながら考えるコーナーなども設置。映画上映のために集会所に設置された巨大スクリーンは、上映時間以外は子どもたちのためのゲーム体験スクリーンとして大活躍。淹れたてのコーヒーを片手に、子どもと一緒に楽しむ大人たちの姿も見られた。屋内での第一回目の映画上映は当日券も完売し、満員御礼。子どもから高齢のご夫婦まで、幅広い年代の人たちが集った。

昼の部の上映が終わると、再び広場へ。子どもたちは、じゃぶじゃぶ池で洋服を着たまま泳ぎ始め、子どもプール状態。ママたちも「暑いからいいですよね。楽しそうですし」と笑顔で見守る。

しばらくすると、団地の上の空には怪しい黒い雲。もともと夕方からは雨予報だった。17時頃になるとポツリポツリ。あっという間にザーッと本降りに。夜の屋外上映の準備を始めていたスタッフたちは、集会所に機材などを戻すが、上映30分前になると奇跡が起こった。土砂降りの雨がパタリと止み、夕日が団地の間から差し込んできたのだ。

そこからが早かった。スタッフ全員がまるで2倍速の動画を見ているように、スクリーンを運び出し、組み立て、上映の準備を再び始めた。雨上がりで夏の埃の匂いが漂う広場には、湿気を帯びた少し重めの、でも心地よい風が吹いていた。上映時間になると満席の会場のスクリーンには、色彩豊かな映像が映し出された。時折、子どもたちが池で足をじゃぶじゃぶする水の音も、どこからともなく聞こえてくる花火の音も、そしてかすかに耳をかすめる虫の声も、まるで映画のBGMのよう。

『できることから、ゆっくり、コツコツと』

主人公の夫婦の生き様と共に、静かに繰り返される樹木希林さんの言葉。上映後も、その余韻はしばらく続いていた。

 

☆参加者からのメッセージ

・夕方からの空の移ろいを感じながら、映画上映に参加できて嬉しかったです。
・久々に元気な藤山台団地を見た気がしました。「人生フルーツ」は何度でも観たくなる映画でした。
・雨が降ったり止んだり、小さい子どもたちが遊んでいたり、池の水の音がしたりと、屋外感があってとても良かったです。

◎お菓子でドーナツデコ放題(場所:春日井製菓社員用カフェテリア)

参加企業:春日井製菓株式会社、クリスピー・クリーム・ドーナツジャパン側島製罐

昨年、チケット争奪戦が繰り広げられた人気イベントの再来。子どもも大人も大好きなクリスピー・クリーム・ドーナツに、春日井製菓のグミや金平糖、チョコペンなどで自由にデコレーション。今年は1人分のドーナツが、昨年の3個から6個に倍増!さらに完成したドーナツは、自分の名前が刻印された特別な缶に入れ、スリーブ(包み紙)にも自分で夏の思い出の絵を書いて貼り付ける。ワクワク感が大幅にバージョンアップした。

参加したのは未就園児と小学生とその親の全16組。会場となったのは、普段足を踏み入れることができない、春日井製菓の社員用カフェテリア。それだけでも探検気分がくすぐられる。「パパの会社もこんな感じなのかな?」と想像が膨らんじゃう。

明るく落ち着いたフローリングのスペースに、次々と親子連れが集まってきた。まずはクリスピー・クリーム・ドーナツの歴史の話を聞き、クイズに挑戦!「一番売れているドーナツの種類は?」「1年間に売れたオリジナル・グレーズドを積み上げるとテレビ塔で何塔分?」などなど、親子で考え、学んでからいよいよドーナツにデコレーションを開始。画用紙に下書きをして用意してきた子もいて、どれだけ楽しみにしてくれていたかが伝わってきた。

モチラに目をつけてみたり、つぶグミにチョコペンで顔を描いたり、どの子も発想が豊か。中にはチョコが好きすぎて、チョコペンをペロペロ!なんて子も。

最初は子どもを見守っていたママが、「一つだけママがデコってもいい?」とチョコペンを握りしめて、絵を真剣に描き始める姿も。こうなると子どもは視界に入らない!自分だけのドーナツの完成にご満悦の様子だった。

残りの時間はスリーブのためのお絵描き。テーマは「この夏のおかしな思い出」。と言われても、やっぱりドーナツの缶に巻くものだもん、ドーナツを描いちゃうよね。自分が作ったドーナツの絵を描く子どもたち。

そんな中でも、最後は描いた絵をみんなの前で発表する時には、はい!と元気に手を挙げ、「花火大会とりんごあめ」「北海道旅行の思い出」などなど、この夏の経験をちゃんと絵と言葉で表現する子も。小学生低学年の子の説明力に驚いてしまった。

残念ながら、この翌々日に予定していた講座が台風で中止となってしまったため、これが今年のおかサマのフィナーレを飾る講座となった。「また来年も楽しみにしていますね」とドーナツが入った缶を大事そうに抱え、手を振る参加者の皆さんに、「また来年も会いましょうね!」とスタッフも笑顔で答えていた。

☆参加者からのメッセージ

・去年、参加したかったけど間に合わなかったので今年は速攻で申し込みました。
・絶叫際に出たお友達から、楽しいイベントだよと教えてもらいました。子どもが本当に楽しそうだったので嬉しかったです。
・去年のつぶグミとのコラボドーナツの大ファンで、今年も買いに行ったらスリーブに案内がついていて参加しました。またぜひ来年もコラボドーナツ&ドーナツデコをやってください。

教室編③へつづく

ライター:ましもさとこ

一日一餡を公言するアンコ好きライター。
甘いも、しょっぱいも、熱いも、冷たいも…どんなお菓子も人間もなんでもござれ!
2児の母でもあり、自宅にはお菓子専用ストッカーを設置。
通称「グミ也」と呼ばれるグミ好きの次男のために箱買いしている「つぶグミ」(特につぶグミプレミアムがお気に入り)が占拠している。