星の数ほどある名古屋めしの中でも代表的名古屋の一つとして必ず登場するのが「手羽先唐揚げ」。パリッと揚がったスパイシーな手羽先にかぶりつけば、ついついビールが進んでしまいます。名古屋人は手羽先唐揚げがとにかく大好きで、毎年開催されている「手羽先サミット」は何と10万人以上を集める夏の一大イベントとなっています。

手羽先唐揚げといえば全国進出した『世界の山ちゃん』が有名ですが、地元名古屋で人気を二分するのが『風来坊』。昭和30年代に現在の手羽先唐揚げを生み出した『元祖　手羽先唐揚』のお店です。

コショウを効かせたパイシー仕立ての『世界の山ちゃん』に対し、元祖手羽先唐揚の『風来坊』はタレを効かせた甘辛い味わいが特徴。二度揚げでパリパリに仕上がった手羽先唐揚げに甘辛いタレが絡んだその味は、今も昔も名古屋人をトリコにしています。

そこで今回は『風来坊』スタイルの手羽先唐揚げをおうちごはん向けにアレンジ。しょうゆに「落花あめ」を合わせるだけで、アーモンドの香ばしさが加わったとびっきり美味しい甘辛タレが出来るんです。二度揚げの代わりにレンチン＋揚げ焼きで作れば失敗知らず。後片付けもカンタンです！

「落花あめタレの手羽先唐揚げ」材料

手羽先　8～12本

落花あめ　8個
しょうゆ（可能であればたまり醤油）　大さじ4
みりん　大さじ1
水　　大さじ2
チューブ入りにんにく　少々

粗挽き黒こしょう　適量

サラダ油　適量（フライパンの大きさによる）

「落花あめタレの手羽先唐揚げ」作り方

１．手羽先を耐熱の器に並べ、ラップをかけて電子レンジで4分温める。

２．落花あめ、しょうゆ、みりん、水、チューブ入りにんにく、1の器にたまった手羽先の汁を小さなフライパンまたは小鍋に入れ、落花あめが溶けるまで温めながら混ぜ合わせる。（最初は中火、沸騰しはじめたら弱火）

３．フライパンにサラダ油を入れ、１で温めた手羽先を皮目を下にして火にかける。
（サラダ油の量は手羽先の皮目がある程度浸るぐらいが目安）

４．中火で数分揚げ焼きにし、皮目がきつね色になったらひっくり返す。
（油が跳ねることがあるので注意してください）

５．落花あめタレを再び弱火にかけて温める。

６．手羽先の裏側を3～4分焼いてこんがりとなったらフライパンから引き上げ、５のタレを絡める。

７．仕上げに粗挽き黒こしょうを振って完成。

「落花あめタレの手羽先唐揚げ」のポイント

落花あめタレは煮詰まると硬くなるため、落花あめが溶けたらいったん火を止め、手羽先に絡める直前に再度温めてください。
また、手羽先を揚げて作る場合にはレンチンした手羽先を１８０℃の油できつね色になるまで揚げればOKです。

【調理時間15分】