私の育った家ではキッチンの窓辺にいつも花が飾られていました。そのためか、私も花が大好き。暮らしに欠かせないものの一つでもあります。

幼い頃、花には１つ１つに”花言葉”というものが存在することを知ったのは、「花のくちづけ」のキャンディーに出会ったから。そんな素敵な事実を知って、花を見る度そこに表情があるように感じ、一層花好きになりました。

暑くなるこの季節、唯一残念なのが、切り花がすぐにしおれてしまうということ。
そのため、飾る頻度も少なめになるのです。
先日、花屋を横目に通り過ぎ、スーパーでふと手に取った「花のくちづけ」。そこに描かれた美しい花のイラストに、懐かしい思い出を重ね癒されていました。そして思いついたです。

「花のくちづけ」は「ミルクスモモ味」。これは、カクテルを作る時に使うグレナデンシロップの代わりになるのでは？

グレナデンシロップとは、ザクロに砂糖などを加えた赤色のノンアルコールシロップです。最近では、ザクロではなく木苺やカシスなど赤い実を使って作られることも多いのです。ですが、量が多くて余らせてしまったり、なかなか身近なお店では手に入らないのも事実。

そこで代用としてお勧めなのが「花のくちづけシロップ」。好みで少量から作れますし、手軽に手に入るのも◎。「花のくちづけ」のスモモ色はシロップにすると優しいピンク色になり、柔らかなスモモ味はお子さまにも喜ばれます。

夏に切り花を飾れなくても「花のくちづけ」でサマーカクテルを楽しむことが出来るだなんて。しかも、その美味しさといったら！一口飲めば、まさに心に花が咲くような気分になるはず。

まずは簡単にトニックで割るだけのお手軽レシピからお試しください。もちろんノンアルコールなのでお子様と一緒に楽しめます。
あまりの美味しさに、きっと次は分量の倍の「花のくちづけシロップ」を作ってしまうことでしょう。

『花のくちづけシロップ』材料

『花のくちづけシロップ』作り方

１．小鍋に花のくちづけと水を入れて、時折鍋を揺すりながら弱火で煮溶かす。

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時間があれば、このまま火にかけずに1時間ほど置いても飴が溶けます。

２．飴が完全に溶けたら、強めの弱火で1分間ふつふつと煮立たせる。

３．最後に少し火を強めグラグラと煮立たせ、火を止めてから、菜箸に小さくキッチンペーパーを挟み、鍋肌を一周して表面にある油分を拭き取る。

※この油分はもちろん食べられます。ですがカクテルに使う際、他のドリンクと綺麗に混ざり合うように取り除く方がベター。

ますはシロップの美味しさを素直に感じられるお勧めドリンク！

『ミルクスモモトニック』材料（1杯分）

『ミルクスモモトニック』作り方

１．グラスに氷を入れ、花のくちづけシロップを注ぐ。静かにトニックウォーターを注いだらストローでそっと混ぜ合わせる。最後にレモンを添える。

やさしいスモモミルク色がとってもかわいい。

南国の雰囲気いっぱいの、暑い日にぴったりなサマードリンク♪

『スモモ風味のプッシーキャット』材料（1杯分）

『スモモ風味のプッシーキャット』作り方

１．氷とオレンジスライス以外の材料を全てよく混ぜ合わせる。氷を入れたグラスに注ぎ、オレンジを添える。

大人気のノンアルコールカクテルも、ミルクスモモでマイルドにアレンジ♪

『ミルクスモモのシャーリーテンプル』材料（1杯分）

『ミルクスモモのシャーリーテンプル』作り方

１．氷をグラスに入れ、花のくちづけシロップを注ぐ。そっとジンジャーエールを注ぎ入れたらストローなどで混ぜ合わせる。最後にライムを添える。

まるでリゾート気分♪ミルクスモモのピンク色を活かしたサマードリンク

『ミルクスモモのサンセット』材料（1杯分）

『ミルクスモモのサンセット』作り方

１．氷をグラスに入れ、グレープフルーツジュースを注ぐ。最後に花のくちづけシロップをそっと流し入れ、ミントの葉を添える。飲むときにストローで混ぜる。

そっと混ぜ合わせて、夕日のようなグラデーションを楽しんでも。

あまりに美味しくて、家族の「もっと飲みたい！」の声。
気が付けばまた倍量の花のくちづけシロップを作り始めています。

『ミルクスモモ×ノンアル♪サマーカクテル』を美味しく作るポイント

・ドリンクと混ざりやすくするため、シロップは煮詰めすぎないように。飴が溶けたら1分間で◎。
・飴をコンロで溶かすのが面倒であれば、飴と分量の水を小さな器に入れて数時間冷蔵庫へ。飴が完全に溶けたら小鍋に移し、1分間沸々と煮立てるだけでも作れます！

【調理時間】５分間(シロップを作る時間を省く)

実際に作ってみるとミルクスモモの味わいは、幅広いドリンクとマッチすることが分かり、そのあまりの美味しさに、息子はピョンピョン飛び跳ね、大人はなぜか歌い出す。

“ノンアルコールだったよね？”と思い起こし、思わず吹き出してしまいました。

おうちにいながら、まるでリゾートに旅した気分になれる、しかもこんなに手軽に！

息子のお気に入りは「スモモ風味のプッシーキャット」。
夫のお気に入りは「ミルクスモモのシャーリーテンプル」。

私は、シンプルに「ミルクスモモトニック」でした。

みなさんのお気に入りも見つけてみてくださいね。