ふわっと甘いミルクが香るフレンチトースト。
休日の朝食に楽しめば、素敵な1日が始まりそうな気持ちにさせてくれる、お手軽メニューです。

そんな私たちにも身近なフレンチトーストが、「第2回　おかしなメニューコンテスト　in博多」でグランプリに輝いたことを知り、心躍りました。考案者の窯焼きビストロ博多HUKUNUKUの永野あゆみさんも仰っている通り、フレンチトーストなら手に入りやすい材料でご家庭でも作りやすく、子ども達にも喜ばれます。

“いつか”作ってみるのではなく、“今すぐに”作ってみたいという気持ちにさせてくれる、そんなメニューだと思いませんか？

主役となったおかしは黒あめです。ふわっとしたパンの上には、黒あめだからこそ作れる滑らかな黒あめソースを掛けます。
さらに、黒あめで作ったパリパリとした飴細工を飾って、黒あめの持つおいしさを３つの食感で贅沢に味わうことが出来ます。

今回、グランプリに輝いたメニューを基にご提案するレシピは、「忙しい朝に、気楽に作る」ということを想定して考案したものです。
本来のレシピの味わいと贅沢な３つの食感はそのままに、

・洗い物を少なくする
・難しい工程を減らす

という2点に配慮して考えられています。

鍋やフライパンを使用せず、材料を混ぜたらトースターにお任せ。手軽に作ったとは思えない、黒あめの贅沢な味わいにきっとご家族も驚いてくれるはずです。

食パンに素早く染み込むように考えた卵液の黄金比で、まるでホテルで出てくるようなふわっとした食感に。
そこに黒糖の香ばしくリッチな風味が加わります。

さらには、上に掛けた黒あめの艶やかで滑らかなソースにうっとりすることでしょう。

そしてこのフレンチトーストの最大の楽しみは、表面に広がる黒糖風味のカリっとしたブリュレの食感です。
コンコン！とフォークで叩いて、ふわっふわのフレンチトーストと共に贅沢な時間をお楽しみ下さい！

それでは早速、実際にレシピを見て行きましょう。

材料（2人分）

【卵液】

【カラメルソース】

【その他】

作り方

＜下準備＞
・卵液用の牛乳に黒あめ3コを入れて冷蔵庫で1晩置いて溶かす。
・厚めのビニール袋にAの黒あめ1コを入れペンチで粉々にする。砂糖大さじ1と合わせて溶けないよう冷蔵庫に入れる。

１．卵液を作る。ボウルに卵を割り入れ、黒あめを溶かした牛乳を加えてよく混ぜ合わせる。

２．食パンを縦、横に３～4等分の四角形に切り、耐熱皿に並べる。上から1．を流し入れる。
※バットや、オーブン皿などトースターに入る大きさの耐熱皿なら何でもOK。

卵液を全体に掛けながら流し入れる。軽く指で押さえて染み込ませる。

３．トースターで約10分焼く。上にバター少々を塗り、Aを表面に満遍なく広げさらに2分焼いて表面を少し焦がす。

焼けたら、トースターから出しておく。少しすると表面がブリュレのようにパリパリに！

４．深めの耐熱容器にカラメルソースの材料を入れ、レンジ(600w)でラップをせず30秒温める。扉を一度開けて閉め、さらに30秒温める。これをあと2回繰り返し、スプーンでよく混ぜて飴を溶かしながらとろみをつける。

５．３にカラメルソースをスプーンで掛け、好みで粉糖を振る。

食べる時はぜひ、フォークで軽く表面をコンコン！と叩いて下さい。

まるで、パリッパリの黒あめのブリュレのようなのに…食べるとふわっふわの黒糖フレンチトースト！パクっと口に運べば、まるで優雅な朝食を食べる映画の主人公になった気分を味わえます。
こんなにお手軽なのに。

好みで市販のバニラアイスを乗せても。温かい黒糖のフレンチトーストにゆっくり溶けるアイスは外れ無しの好相性です！

香料も使わず、純粋な黒糖の香りを活かした春日井の黒あめならではのおいしさです。

どうぞゆっくりと、贅沢な時間を存分に味わって下さい。
大丈夫です。フライパンや鍋の後片付けもありませんから♪

ポイント

・4枚切りの食パンを使うことで、ホテルで出るようなふわふわ食感に仕上がります。
・カラメルソースを混ぜる時は、最初高温になっています。火傷にご注意下さい。
・カラメルソースを作るための耐熱容器は、深さのあるものを使って下さい。溢れるのを防ぎます。
・卵液の黒あめは就寝前に牛乳に浸して冷蔵庫へ入れると、朝すぐ使えてとても手軽です。

【調理時間】20分(黒あめと牛乳を合わせる時間を除く)