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ファン味開発部 キシリクリスタル

キシリクリスタル”ファン味”開発プロジェクトの集大成、第1回ファンイベント開催!新製品の披露も!

メディアも注目! 3月3日、東京・大手町にキシリクリスタルファンが集結!

4回にわたってレポートしてきました「キシリクリスタル”ファン味”プロジェクト」も、いよいよ大詰めです。今回は、3月3日に東京・大手町で開かれた「第1回キシリクリスタルファンイベント」の様子をお届けします。

キシリクリスタルの3層構造から、「3」にこだわった本プロジェクト。当初は3月3日に「”ファンによる ファンのための ファン味”の完成発表会」を予定していましたが、継続的な取り組みにしていきたいと、イベント名を「第1回キシリクリスタルファンイベント」に変更し開催されました。

当日は平日ということもあり、18時に会場、18時30分よりスタートです。18時になると、SNSなどから応募し当選した参加者がぞくぞくと集まってきました。開発サポーターの姿もあり、嬉しくなります。プロジェクトの中心メンバーであるCFO3名も到着。久しぶりの再会に会話も弾んでいました。

たくさんのメディア関係者が取材に来ていて驚きました。さっそくCFO3名の取材が始まります。笑顔あふれる様子に、どんな記事になるのか楽しみと思いつつ、私は他も取材します。イベント終了後は会場の関係ですぐに退出なので、交流できる貴重な時間。春日井製菓の社員も、積極的に参加者と話をしていました。

 

イベント開始。アナウンサー・アヤノさんのプロの技に思わず?!

「それでは皆様、お集まりいただきありがとうございます。お時間となりましたので、第1回キシリクリスタルファンイベント、スタートいたします」
と、本イベントのMCで、CFOのアヤノさんがアナウンスすると、にぎやかだった会場は静かに。アヤノさんは「年間1,000の以上のスイーツを食すアナウンサー」です。美しい声やたたずまいに、プロの技を目の当たりにした参加者や春日井製菓社員からは「すごい」と感嘆の声がもれました。

ここで、事前に配られた「復刻してほしい味アンケート」の回収です。これまでに販売された様々な味から、もう一度食べたい味を選びます。結果はイベント後半に。楽しみが増えました。

 

動画「プロジェクトXC」。ファン味開発部の軌跡に、笑いあり涙あり

 春日井製菓の社員から、キシリクリスタルとファンイベントについての説明があり、「これまでを5分ほどの動画にまとめましたのでご覧ください」と言うと、スクリーンには「プロジェクトXC」のタイトルとあの曲。思わず笑みが。ちなみに「XC」はキシリクリスタルの略です。

 半年間をぎゅっと凝縮した5分間の映像。懐かしの場面、初めて知る社員の苦悩とCFOの頑張り、秀逸な編集に、思わず笑ったり、感動したりしました。映像を見るCFOも、本当に楽しそうです。見終わると会場からは盛大な拍手が沸き起こりました。

ファン味は、今後、工場テストなどを経て、店頭に並ぶ予定とのこと。春日井製菓社員は「2023年度中の販売を目指すので、引き続き応援をよろしくお願いします」と締めくくりました。

 

CFO3名のあいさつに、ボクシングパンツ?! 個性あふれる自己紹介。

 盛り上がったところで、CFOの紹介です。MCのアヤノさんから最初に紹介されたのは最高ファン味責任者「アカガミのプロバリスタ」丹下勇太朗さん。本プロジェクトでは「アカガミ君」と呼んでいます。
アカガミ君は、すっと立ち上がり「よろしくお願いします」と挨拶します。すると、
「大丈夫ですか? 先ほどから『よろしくお願いします』の練習を何度も繰り返しておりました、とてもチャーミングなアカガミ君です」
とアヤノさん。場が和み、アカガミ君の人柄が伝わります。アカガミ君は、都内の有名カフェをプロデュースしたり、オリジナルのクラフトコーラを製造販売したりしている味のプロフェッショナルです。

次に紹介されたのは、最高ファンパッケージ責任者「プロボクサーとスイーツオーナーの二刀流」藤原茜さん。12月に開催されたボクシングの試合で着用したユニホームを持ってきてきてくれました。アカネさんがボクシングパンツをかかげると、
「皆さん、お気づきでしょうか?」
とMCのアヤノさんが問いかけ、
「真ん中に大きく…」
とヒントを出します。
5月には試合が予定されているというアカネさんに、会場からは応援の拍手が送られました。

最後は、MCを担当しているアヤノさん、こと、木村彩乃さんの自己紹介。「年間1,000以上のスイーツを食すアナウンサー」であり、スイーツが大好きということで、最高ファン販促責任者を務めました。

 

ついにメインプログラム「ファン味のプレゼン&試食」。参加者の感想は?

 アヤノさんから春日井製菓の社員にバトンタッチ。
「これから皆様には、ファン味の商品化に向けて社長選考でOKの出た2つの味を試食していただきます」
との言葉に、参加者の目も輝きます。と、その前に、開発プロセスとコンセプトの説明です。参加者はスライドを撮影したり、メモをとったりしながら、熱心に聞きます。試行錯誤を重ねた3つの味のうち、1つについては賛否両論があったため、もう少し検討が必要ということで、今回は2つの味の試食になりました。社員が
「第2回全体ファンミーティングの時点より、更にブラッシュアップした味をお楽しみください」
と言うと、参加者とメディア関係者に白い紙に包まれた試食品が配られました。

ここで、アカガミ君の登場です。参加者は試食を口に含みながら、アカガミ君の話に耳を傾けます。味の組み合わせ方や込めた思いなどを聞きながら、そんな工夫があったのか、そこまでこだわって作られたのかと驚き、想像以上に複雑な工程を経て作り出されていることにプロの仕事を感じました。画面に映されたスライドによると、味の配合はマル秘事項。そこまで具体的に話して大丈夫? と心配になるくらいに、アカガミ君は具体的に分かりやすく説明してくれました。こういう話が聞けるのも、会場に集まった参加者ならではの特権です。

アヤノさんが、客席をまわり参加者の感想を聞きます。
「とっても美味しかったです。バラのような香りの良さを感じて、懐かしい気持ちと、胸の奥がキュンとするような気持ちが生まれました。感覚を呼び覚まされるような味でした」
などの参加者からのさまざまな意見と好評価に、アカガミ君は
「何味なんだろうと、想像してなめる飴なので、食べた人の価値観や思いが反映してくると思います。なので、さまざまな感想をいただけたということは、大成功だと思います」
と手応えを感じたようです。

 

2つ目の試食。隠し味にビックリ! 

こちらも、コンセプトを味や香りで表現。美味しいだけで終わらせないために、隠し味を効かせ、ピリッと刺激をあたえます。
「オレンジ色を加え、見た目からもコンセプトをより感じられるように改善しました。色も楽しんでください」
と味開発を担当した社員もアピールします。

「1つ目から2つ目に移るタイミングが早すぎて、『食べきれない』という方がいらっしゃると思いますので、もう少しゆっくり味わってくださね」
とアヤノさん。気配りが素敵です。そして、
「このプロジェクトに参加せていただいて初めて知ったのですが、飴の試食もワインと同じで、少し味わったら出して、水で口をリフレッシュしてどんどん進めていくという方法もあるそうです。飴ってそうやって学んでいくんだなと感じました」
と語ります。

2つ目を食べた参加者を探し、アヤノさんがマイクを向けます。
「刺激があるので、舐めていて楽しい感じがします」
「ビリビリとした刺激が面白いと思います。美味しいです」
と、こちらも好評価です。

参加者の感想を受けて、アカガミ君は、刺激を加えようと思ったエピソードや、刺激を感じさせる材料にたどり着くまでの工夫などを語ってくれました。さらに、上の層と下の層の配合の違いや、その違いのもたらす効果なども話してくれたので、興味深かったです。

 

社員よりも詳しい開発サポーターの感想に、どよめき。

「今、気付いたのですが……。オンラインで行った全体ファンミーティングの時に、社員さんよりもキシリクリスタルに詳しいのでは、と思う開発サポーターさんがいらっしゃいまして、本日、こちらにお越しになっています。せっかくなので、感想をよろしいでしょうか。歴代のキシリクリスタルと比べて、ファン味はいかがでしたでしょうか」
とアヤノさん。アヤノさんからマイクを受け取った開発サポーターさんが
「私は1つ目の方が好きです。全体ファンミーティングのために送っていただいた試作品を、初めて食べたときに、泣きそうになったくらい美味しかったです」
と言ったので、会場がどよめきました。

「複雑で美味しい味がするので、2つ目の味も買いたいと思いました」
と開発サポーターさんは続けます。そして
「あのー、3つ目の味は駄目なんですか?」
と控えめに切り出すと、会場がどっと沸きました。
「ブラッシュアップをもう少し」
とアカガミ君。3つ目の味の商品化も楽しみです。

 

こだわり抜いたパッケージの初お披露目。ビジュアルは撮影禁止。発売をお楽しみに!

いよいよパッケージのお披露目です。第3回全体ファンミーティングでは、A案ゆるキャラ、B案ハートや星などのモチーフ、C案ネオンの3種類のパッケージ案が提示され、開発サポーターの意見もさまざまに。どの案が採用されるのか、どのようにブラッシュアップされているのか、楽しみにしてきました。

パッケージの試作品の登場です。かわいい“ゆるキャラ”が大きく描かれていて、ハートや星のモチーフも添えられています。背景の色合いや、ゆるキャラのデザインも変化していています。

最高ファンパッケージ責任者のアカネさんは、店頭に並んだときの“棚映え”を重視したと語ります。
「パッケージサンプルは紙に印刷されているので分かりにくいですが、実際の商品では、これまでのキシリクリスタルと同じように銀色のフィルムに印刷するので、印刷の工夫で目立つようになります」
と説明します。具体的な印刷方法を聞き、面白いな、ぜひ、実物を見てみたいなと思いました。

キシリクリスタルの人気味「ミルクミント」とのデザイン上の関係についても話してくれました。シリーズ物ならではの工夫があり興味深かったです。

 

イベントプログラムにはスペシャルプレゼントの抽選会まで! 当選したのは?

 CFO3名から参加者へ感謝の気持ちを込めたスペシャルプレゼントは、アカガミ君からはオリジナルクラフトコーラ「アカガミコーラ」、アカネさんからは自身のスイーツブランド「RUBIA」のスイーツ、アヤノさんからは並んで買ってきたお薦めのポップコーンと、美味しい物尽くしです。参加者は、受付で配られた抽選ナンバーカードを用意します。

抽選箱が登場し、まずはアカガミ君がくじを引きます。「2番です」の声に、歓喜の声と盛大な拍手。アカガミ君から当選者にプレゼントが贈呈されます。続いて、アカネさんがくじを引き、プレゼントが手渡されました。笑顔あふれる瞬間です。最後はアヤノさんがくじを引きます。当選した参加者を見て、「サポーターさんですね」と嬉しそうなアヤノさん。「あ!」と、何かに気付いたようです。
「今日は、どちらからいらっしゃいましたか?」
「名古屋から来ました」
会場からは、ウォー!とどよめきが起こり、拍手が響きます。
「嬉しいです! 最後の1つで、結構緊張したんですけれども、その思いが届いたようで良かったです。今日はありがとうございました」
とアヤノさん。多いに盛り上がりました。

 

復刻してほしい味は? アンケートの結果発表にCFOも大喜び!

 イベント開始前時に集めたアンケートの結果発表です。第3位までの発表予定でしたが、なんと同率2位が2つ。味が発表されるたびに拍手が起こります。自分が選んだ味が選ばれたのでしょうか。とっても嬉しそうです。復刻が期待されます。

 

社長・春日井大介さんの挨拶。試食をせずに、Goを出していた?! 

最後は、春日井製菓代表取締役社長の春日井大介さんの挨拶です。

「皆さん、今日はありがとうございました。楽しかったですか? ありがとうございます。私も楽しかったです。これ、言っちゃっていいかな……」

「実は、試食を食べていないまま、Goを出したんですよ」

衝撃の告白に、思わず笑い出す人も。

「それは、アカガミ君を信じていたからです。以前にアカガミ君のコーラを飲んだことがあり、この人の作る味は美味しいと思っていました。ほぼ絶対に越えてくるんだろうなと思っていたら、案の定、越えてきたんで、アカガミ君に任せて良かったと思いました。いいデザインでしたね。いいプレゼンでしたね。ありがとうございました。新しいことに挑戦している会社なんです。キシリクリスタルを愛していただくとともに、春日井製菓をどうぞ応援してください」
と伝えます。盛大な拍手が送られ、イベントは終了となりました。

 

“3”のポーズで記念撮影。みんな、いい笑顔です!

参加者とCFO3名が並び集合写真。そこへ春日井製菓の社員も加わり一層にぎやかに。ポーズはピース、ではなく、“3”を横にして3層の3で。パッケージのゆるキャラっぽく、楽しそうな雰囲気で撮影します。メディアの数も多いので、さまざまな角度からレンズが向けられます。撮りにくそうにしていた人を見つけ、「そちら大丈夫ですか?」とアヤノさん。みんなが良い写真を残せるように、さすがの気配りです。

開発サポーターさんから、CFO3名との記念撮影の希望がありました。素敵な思い出がつくれたようです。

会場のあちらこちらで話に花が咲いていましたが、退場の時刻。参加者たちは、春日井製菓のお菓子がいっぱい入った土産を受け取り、社員に見送られながら笑顔で帰路につきました。

田本雅子