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親子でサイエンススイーツ「溶けないアイスキャンディ」づくりに挑戦
まるで理科の実験をしているように、楽しみながらつくることができる「サイエンススイーツ」。
この夏休みは子供と一緒に『おかしな噴水フルーツポンチ』づくりに挑戦したり、
つぶグミを使った『おかしなマリトッツォ』を作ってみたり、科学の不思議をおいしく学ぶことができました。
そして夏休みの締めくくりは、SNSで話題のサイエンススイーツ『溶けないアイスキャンディ』づくりに挑戦してみました!
〇〇を使えば「溶けないアイスキャンディ」の出来上がり!
先日、都内のマルシェに出店していた和菓子屋さんで「葛アイス」なるものに出会いました。
このアイスが、子どもがゆっくり食べても、途中で食べ飽きても、溶けない優れものだったのです!
「普通なら炎天下ではすぐに溶けてしまうアイスキャンディも、本葛が入っているから溶けにくいんだよ」と教えていただきました。
その数日後、子どもが借りてきたサイエンススイーツの本に載っていたのが寒天を使った「溶けないアイス」。
どうやら溶けにくさの秘密は、本葛や寒天の性質が関係しているようです。
≪本葛の性質≫
✓葛粉のでんぷんが液体を固めて形状を保つことができる
≪寒天の性質≫
✓融点が高いので、一度固めると常温では溶けない
いざ実験!寒天を使って「溶けないアイス」を作ってみた
今回の実験ではカラフルなつぶグミを散りばめたアイスキャンディを作りたかったので、ベースはシンプルなミルク味にしてみました。
準備したもの
・つぶグミ 15~20粒(お好みで)
☆牛乳 200cc
☆粉寒天 2g
・砂糖 10g
使った道具
・アイスキャンディの型(小さなストロー付きジュースのパックなどで代用可)
・キャンディの棒(割り箸でもOK)
・アルミホイル(アイスキャンディの棒を固定するのに使いました)
・鍋
工程
1. 鍋に牛乳と寒天を入れて中火にかける。沸騰するまでヘラでかき混ぜる。
2. 沸騰したら火加減を弱め、1分間加熱する。砂糖を加えて再び1分間かき混ぜたら火を止めて、粗熱を取る。
3. 水で濡らしたアイスキャンディの型につぶグミを5~7粒ずつ入れて、2の液を注ぐ。
4. キャンディ棒を入れて冷凍庫で4時間以上冷やし固める。
アルミホイルで蓋をして、包丁の刃先で小さな目印をつけてから棒を差し込むと固定しやすかったです。
5. 型から取り出したら、「溶けないアイスキャンディ」の出来上がり♪
型から外しにくいときは、外側を流水に当ててあげると簡単に取り出せるようになりますよ。
ひんやり、シャリっとおいしいアイスキャンディです。
ミルクの白さと、つぶグミのカラフルな色合いがとってもかわいいですよね。
グミの食感もいいアクセントになっています。
本当に溶けない?!経過観察してみると…
室温27℃の中、本当に溶けないかどうか観察してみると‥‥
≪常温に出して30分後≫
形も崩れず、溶けていません!
食べてみると外側はプルンと固めの寒天ゼリーのような食感で、内側はシャリっとしたアイス感が残っていました。
≪常温に出して1時間経過≫
形は崩れていませんが、少し水分が滲み出てきました。
見た目はアイスキャンディですが、食感は完全に寒天ゼリーです。
見た目は変わらないのに、時間とともに食感が変わっていく様子は、子どもにとって大きな発見でした。
牛乳をジュースに変えたり、中の具材を変えてみたり、寒天を葛で代用してみたり…
「溶けないアイスキャンディ」のバリエーションを楽しみながら残暑も涼やかに過ごそうと思います。
この記事で使われた商品
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5種類のフルーツ味(グレープ、アップル、マスカット、ピーチ、グレープフルーツ)が小腹満たしを楽しくします。
硬め食感でついつい食べちゃうアソートグミ。
わたなべさやか
季節の手づくりをたのしむことをテーマにした料理教室「ORIORI」を主宰。
10年間勤続したアパレル企業では日本各地に出向き、服やモノを通して文化を発信するライフスタイルショップの開発に携わる。その後、日本料理教室のアシスタントを経て、日本橋に日本酒とおばんざいの店を立ち上げ、初代女将となる。
現在は教室、執筆を通じて発酵食を中心とした日本の食文化を伝える活動に取り組む。