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おかしな工場見学
06キシリクリスタルができるまで
キシリトールをキャンディでサンドした最後まで続くあっさりとした甘さとひんやりした3層のおいしさ!
製造工程
セイカ
キシリクリスタルは、ひんやり層を甘いキャンディでサンドイッチ!
おいしさが最後まで続く3層のキャンディです!
グミ
それでは!
キシリクリスタルができるまでを見てみよう!
おいしさを追求した、キシリクリスタルの製造ライン。
キャンディ作り
セイカ
まずはサンドイッチでいうパンの部分!
1層目と3層目に使うキャンディをつくるよ
グミ
わー、どろどろに溶けた熱そうなキャンディ!
口に入れたら火傷しちゃいそうだ!
セイカ
煮詰めたキャンディに味や香りをよ~く混ぜ合わせるよ!
「キシリトール層」作り
セイカ
次に、サンドイッチでいう具の部分!2層目に使うひんやりキャンディを作っていくよ!
工場の人たちはひんやりキャンディのことを「キシリトール層」って呼んでるんだ!
グミ
あの冷たいキャンディは「キシリトール層」っていうんだね!
でも、なんでキャンディなのにひんやりするんだろう?不思議だなあ
セイカ
グミちゃんはガムとかで「キシリトール」って成分を見たことはない?
キシリクリスタルはキシリトールの特徴であるひんやりを感じられるよう特別な製法で作っているんだ!
工場の人は「結晶化」と呼んでいるよ!
グミ
へえ~!このキシリトールがどうやって「結晶化」するんだろう?
・・・あれれ?
セイカちゃん、「キシリトール」がどう作られているか、なんにも見えないよ?
セイカ
キシリトールの「結晶化」の方法は工場でも一部の人しか知らない企業秘密なんだ!
残念だけど、今回はここまでしか見せられないよ!
グミ
春日井製菓のトップシークレットなんだね!
材料をサンドイッチ!
セイカ
そして、完成したキャンディと「キシリトール」でサンドイッチを作るよ!
あつあつのキャンディを1層目の型に入れ、次に2層目の「キシリトール」を
最後に3層目のキャンディを流し込むよ!
グミ
わ~!キシリクリスタルは型で固めて作るんだね!
セイカ
型はベルトコンベアみたいに動いて、冷たいトンネルを進んでキャンディを固めるよ!
グミ
最後に型から外して・・・
わ~!キシリクリスタルの完成だ!
ポイント!
キャンディの製造は大きく二種類にわかれます。スタンピング方式とデポジット方式です。
スタンピング方式は生地を機械でロープ状に引き伸ばし、1つ1つ型で抜いて成型します。黒あめなどはこの製法です。
デポジット方式は熱い状態の生地を型に流し込んで成型します。舌触りが滑らかなのが特徴です。キシリクリスタルはこの製法です!
包装
セイカ
ベルトコンベアで運ばれたキシリクリスタルは割れや欠けがないか
人の手と目でチェックして“ピロー包装”していくよ!
※ピロー包装 枕(ピロー)の形をした密封個包装。
グミ
あっという間に包装されていくね!
袋詰め・梱包・出荷
セイカ
1袋当たりのグラム数をコンピュータが自動的に測ってくれるよ!
袋詰めされたキシリクリスタルは賞味期限を印字してパック!
グミ
ダンボールでみんなのところへ出荷されていくんだね!
それでは!いってらっしゃーい!
キシリクリスタル誕生秘話
1997年、食品添加物としてキシリトールが認可されました。甘味度が砂糖に近く、えぐみがないためおいしく感じるシュガーレス素材が誕生したことをきっかけに社内から製品化を進める声が挙がりました。
しかし当時、キシリトールはガムや一部の飲料に使用されていたものの、主成分としてキャンディにするのは不可能と言われていました。なぜなら一般的なキャンディの製法では、キシリトールは全く固まらないからです。
日々研究を重ねた結果、開発着手からなんとわずか1年後の1998年、研究室でキシリトールの結晶化、つまり溶かしたキシリトールを固めてキャンディにすることに成功!
これが特許を取得した独自の結晶粒子径コントロール技術「キシリクリスタル製法」です。
無事に大量生産化にも成功。フレーバーや発売時期の調整と試行錯誤を繰り返し、ついにミルクとひんやりしたキシリトールの絶妙なバランスが生み出されました。これが爆発的な大ヒット!
2001年に「キシリクリスタル ミルクミントのど飴」が誕生しました。