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おかしな工場見学
05ラムネができるまで
みんなに大人気のお菓子、ラムネができるまでをご紹介。
製造工程
セイカ
じゅんわり口の中でとろけて広がるラムネは、一度食べたらクセになるみんなに大人気のお菓子だね!
今日は「湿式(しっしき)ラムネ」の作り方をご紹介するよ。
原料を水分と共に混ぜ合わせたあと、その水分を熱で飛ばすと出来上がるラムネのことを湿式ラムネというんだ。
グミ
わー楽しみだなぁ!
おいしさを追求した、ラムネの製造ライン。
材料を混ぜる
「原料混合」
セイカ
まずは材料をよ〜く混ぜるよ!これを原料混合(げんりょうこんごう)っていうんだ!
ぶどう糖やコーンスターチなどの原料を混ぜ合わせるよ。
春日井製菓のラムネは発売以来、変わらないくちどけなんだ。
ぶどう糖の割合が多いのが、春日井製菓のラムネのおいしさの秘密だよ!
グミ
わ〜、これがどうやってラムネになっていくんだろう?
型抜きをしよう!
打錠(だじょう)
セイカ
次に、優しく型抜きをするよ!
混ぜた原料の粉に圧力をかけて固めていくよ。これを打錠(だじょう)っていうんだ。
もう見た目はラムネだね!
ラムネの形と食感は、この圧力の加減で決まるんだ。
だけど、この段階では手で掴むとホロリと崩れてしまうほどやわらかいんだよ。
グミ
ええっ!そうなの!?
わ!本当だ
ぐにゃぐにゃ!!
じっくりと乾燥!
セイカ
全長約100mの長いベルトコンベアの上に並んだラムネの水分を、
およそ60〜70℃でじっくり飛ばし、カリッ!と乾燥させるよ。
こうやってくちどけの良いじゅんわり広がるラムネが誕生するんだ!
グミ
ラムネの完成だ〜!
選別するよ!
セイカ
コンベアに乗って長い旅を終えたラムネを、人の手と目でチェックするよ!
市場にデビューする前のチェックは、1粒1粒、製造担当者の目で行われているんだ。
ドキドキの瞬間だね!
グミ
選ばれたラムネが商品になるんだね!
袋詰め・梱包・出荷
セイカ
無事デビューが決まったラムネを1粒ずつ包装し、いろいろな味をミックスして梱包。
1袋当たりのグラム数をコンピュータが自動的に測ってくれるよ!
袋詰めされたラムネは賞味期限を印字してパック!
大切に育てられたラムネは、こうしてみんなに届けられるんだよ。
グミ
ダンボールでみんなのところへ出荷されていくんだね!
それでは!いってらっしゃーい!
ラムネの起源はレモネード
日本では長崎県でレモネードが「レモン水」の名で製造販売されました。しかし「レモン水」という名は広まらず、その後レモネードがなまった「ラムネ」の呼び名が一般化しました。
当時の日本では、ラムネ飲料は高級品だったため、もっと安価でラムネの味を子どもたちに楽しんでもらおうと、お菓子のラムネが作られたと云われています。
ちなみに、ラムネには製法の違いによって食感が異なる、2つの種類があるんです。
原料を水分と共に混ぜ合わせたあと、その水分を熱で飛ばすと出来上がるのが、口の中でじゅんわり溶ける「湿式(しっしき)ラムネ」。「ラムネいろいろ」がこれに当たります。
一方、原料を水分で混ぜずに、粉の状態に圧力を掛けてぎゅっと固めて作るのが、カリッとした歯応えの「乾式(かんしき)ラムネ」。「ありがとうぶどう糖」がこれに該当します。
湿式ラムネの「ラムネいろいろ」と乾式ラムネの「ありがとうぶどう糖」を食べくらべてみてくださいね!!